もはやゴール済みの幼馴染みによる道場NAVI

ブレスを弾ませながら講堂に入っていくと見覚えの起こる組み合わせが顔を覗かせた。
「おう。おせーよ」
 ボディーは半袖ジャージにデニムのハーフショーツを履いた概要会の時と同じラフな格好の旦那が待っていた。
「N・T!本当に、きのうからもっといるの!?」
「いや、僕は今朝です。始発に乗ってきた。奇しくも、あと一歩のところでモーニングにありつけなかったけどな」
 あたいは開いた口が塞がらなかった。M・Tは特に、N・Tにすら決意で負けている。
「N・T氏、A・I様に中央を案内してやってくれ」N・Mが後ろからN・Tに向けて大雑把に呼びかけている。
 三それぞれが同級生なのはもう誰からとも無く大の耳に入っているみたいだった。
「どうしても新人の専業じゃねえけど、多分いいか。いくぞA・I。まずは二床の女座敷からです」
 図々しくも、N・Tはすでに道場を第二の生まれ故郷とでも言わんばかりの居住まいである。足音を立てて講堂前の大手順を早足で登っていくN・Tの裏側に付いて駆け抜けながら、あたいは妙な恥ずかしさが込み上げてきた。